Postfixのメールサイズ制限値を変更する

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Postfix(ポストフィックス)は Sendmail との互換性を持つフリーソフトウェア・オープンソースソフトウェアのメール転送エージェント(MTA)です。

今回は、 Postfix で扱うことの出来るメールサイズの上限を変更する方法についてご説明します。

Postfix のログの場所は /var/log/maillog であり、このファイルをログ監視ツールなどを用いて運用することになります。以下のようなログが出力された場合、Postfix が定めるメールサイズの上限を超えているため、メールの送信に失敗したことを意味します。

Jul 15 11:27:13 bb-test91-q4-2015 postfix/smtpd[24742]: warning: 9406C341A31: queue file size limit exceeded

まず、postconf コマンドにて、デフォルトのメールサイズ上限を確認します。

# postconf -d | grep message_size_limit
# message_size_limit = 10240000

デフォルトでは添付ファイル含め 1 通 10MB までとなっていました。これを変更するには、/etc/postfix/main.cf に message_size_limit を追加します。デフォルトではこの設定は存在しません。

message_size_limit = 20480000

本来は 10MB でも十分なサイズで、これ以上大きくすると運用上の負荷が懸念されますが、今回は倍の 20MB に変更してみました。main.cf を保存したら、以下のコマンドで変更内容を Postfix に反映します。

# service postfix reload

これで、メールサイズの上限を変更することが出来ました。

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