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バイラルメディアと WordPress、誰もが容易にメディア提供者になれる時代へ

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【この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です】

去年からWebで盛り上がりを見せていたバイラルメディアですが、2014年になってもその勢いは留まることなく新サービスが次々に乱立する状況となっています。
その理由の一つには、メディアの立ち上げに高度な技術を必要とせず、コンセプトとデザインさえ固まればものの数日でサービスを開始できることがあります。

「バイラルメディア」とされる国内のサービスの多くは コンテンツ管理システム を利用しており、企業でなく個人により運用されているものも多く見られます。これは、メディアサイトを運用することのハードルがほぼなくなった現状を如実に表しています。

WordPress を利用しているバイラルメディア

以下に、WordPress を利用しているバイラルメディアの一覧を挙げます(2014/2/27 現在)。

今回確認したメディアのほとんどは WordPress をはじめ何らかの コンテンツ管理システムを利用して作成されていました。 WordPress のほかには Tumblr を用いている kensuu.com などもあります。
バイラルメディアに機能面で求められることは少ないため、WordPress を使用すればテンプレートを一部変更するだけで、場合によっては 1 日でサイトを立ち上げることすら可能となります。

誰でもメディアを提供できる時代

もともとは海外のニュースサイト Upworthy から始まったバイラルメディアですが、日本ではもともと普及していた 2ch まとめサイトや NAVER まとめなどのキュレーションサービスの潮流とも相まって、玉石混淆な様相を呈しています。
サービス開始に費用・手間・技術をそれほど必要とせず、扱うコンテンツも自ら用意するのではなくネットから収集するという、アイデア一つでバックグラウンドを必要としない参入の容易さが現在の流行を作っていると言えます。

スマートフォンの普及がバイラルメディア流行のきっかけに

バイラルメディアは、上記のサイトを見て分かるようにコンテンツ自体は決して豊富とはいえず、画像や動画にキャッチーなタイトル、コメントを付けて紹介しているだけです。大手ポータルサイトに比べるとサイトの作りも簡易で、ブラウザから見るには物足りなく感じるほどです。
しかし、スマートフォンで移動中の片手間に見るとなると話は別です。ポータルサイトのようにメニューの多いサイトでは、自分の興味のあるコンテンツを探すには時間がかかりますが、バイラルメディアではサイトを開いた瞬間に過剰とも言える扇動的なタイトルや動画が並んでいる。より容易にユーザーの嗜好に合ったコンテンツに繋がることができるのです。

バイラルメディアという形態は一過性の流行かもしれませんが、ネットで情報を集めて魅力的な切り口で発信するという手法は、今後より洗練され発展していくでしょう。

今後のバイラルメディアに期待すること

現時点ではネットで得た情報を勝手に紹介する短絡的な娯楽サイトがバイラルメディアの主流になってしまっていますが、いずれは政治、スポーツ、美容など専門性なコンテンツを持ったメディアが誕生することでしょう。
新聞社など既存のメディアがコピー & ペーストのような退屈な記事や公平性を欠いた記事を量産している現状においては、ハフィントンポストや BuzzFeed ほどではないにせよ、ニュースの発信元よりも影響力のある新興メディアが日本から誕生する可能性も考えられます。

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